VBA セルの色を取得する (Interior.Color, ColorIndex)

はじめに

Excel VBA マクロでセルの色を取得する方法を紹介します。

Range("B1").Font.Color または Cells(1, 2).Font.Color プロパティから、セル「B1」の文字色を取得できます。

Interior.Color プロパティから、セルの背景色を取得できます。

セルの色を取得する

セルの文字色と背景色を取得できます。

Range の引数にセル名を指定すると、そのセルの色を取得できます。

セル「A1」の色を取得するには Range("A1").Font.Color や Range("A1").Interior.Color を入力します。

Dim l As Long
l = Range("A1").Font.Color     ' 文字色
l = Range("A1").Interior.Color ' 背景色
Debug.Print(l)

Cells の引数にセルの行と列の番号を指定すると、そのセルの色を取得できます。

行「2」、列「A」の色を取得するには Cells(2, 1).Font.Color や Cells(2, 1).Interior.Color を入力します。

Dim l As Long
l = Cells(1, 1).Font.Color ' A1
l = Cells(2, 1).Font.Color ' A2
l = Cells(1, 2).Interior.Color ' B1
l = Cells(2, 2).Interior.Color ' B2
Debug.Print(l)

取得した色は「RGB 関数」と同じ形式の値です。

セルの範囲の色を取得する

セルの範囲の色を取得することはできません。

別シートのセルの色を取得する

シートを指定するには Worksheets の引数にシート名またはインデックスを指定します。

Sheet1 を指定するには Worksheets("Sheet1") または Worksheets(1) を入力します。

Dim l As Long
' Sheet1 のセル「A1」の文字色を取得
l = Worksheets("Sheet1").Range("A1").Font.Color
l = Worksheets(1).Range("A1").Font.Color
Debug.Print(l)

' Sheet2 のセル「A1」の背景色を取得
l = Worksheets("Sheet2").Range("A1").Interior.Color
l = Worksheets(2).Range("A1").Interior.Color
Debug.Print(l)

Sheet1 に Range や Cells を入力すると、自身のシートのセルになります。自身を表す Me. が省略されています。

' どちらも同じコード
Range("A1").Value = "Sheet1"
Me.Range("A1").Value = "Sheet1"

標準モジュールに Range や Cells を入力すると、開いているシートのセルになります。アクティブシートを表す ActiveSheet. が省略されています。

' どちらも同じコード
Range("A1").Value = "アクティブ"
ActiveSheet.Range("A1").Value = "アクティブ"