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VBA セルの書式をクリアする (Range.ClearFormats)
はじめに
Excel VBA マクロでセルの書式をクリアする方法を紹介します。
Range("B1").ClearFormats または Cells(1, 2).ClearFormats メソッドから、セルの書式をクリアできます。
セルを範囲指定するすべての方法は「セルを範囲指定して取得する」をご覧ください。
セルの書式をクリアする
Range の引数にセル名を指定すると、そのセルの書式をクリアします。
セル「A1」の書式をクリアするには Range("A1").ClearFormats を入力します。
Range("A1").ClearFormats
Cells の引数にセルの行と列の番号を指定すると、そのセルの書式をクリアします。
行「2」、列「A」の書式をクリアするには Cells(2, 1).ClearFormats を入力します。
Cells(1, 1).ClearFormats ' A1
Cells(2, 1).ClearFormats ' A2
Cells(1, 2).ClearFormats ' B1
Cells(2, 2).ClearFormats ' B2
ClearFormats メソッドを使用すると色、罫線、条件付き書式などがクリアされます。
それ以外の値をクリアするには「セルをクリアする」をご覧ください。
セルの範囲の書式をクリアする
セルの範囲「A1」~「B2」の書式をクリアするには Range("A1:B2").ClearFormats または Range("A1", "B2").ClearFormats を入力します。
Range("A1:B2").ClearFormats
Range("A1", "B2").ClearFormats
シート全体のセルの書式をクリアするには Cells.ClearFormats を入力します。
Cells.ClearFormats
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別シートのセルの書式をクリアする
シートを指定するには Worksheets の引数にシート名またはインデックスを指定します。
Sheet1 を指定するには Worksheets("Sheet1") または Worksheets(1) を入力します。
' Sheet1 のセル「A1」の書式をクリア
Worksheets("Sheet1").Range("A1").ClearFormats
Worksheets(1).Range("A1").ClearFormats
' Sheet2 のセル「A1」の書式をクリア
Worksheets("Sheet2").Range("A1").ClearFormats
Worksheets(2).Range("A1").ClearFormats
Sheet1 に Range や Cells を入力すると、自身のシートのセルになります。自身を表す Me. が省略されています。
' どちらも同じコード
Range("A1").Value = "Sheet1"
Me.Range("A1").Value = "Sheet1"
標準モジュールに Range や Cells を入力すると、開いているシートのセルになります。アクティブシートを表す ActiveSheet. が省略されています。
' どちらも同じコード
Range("A1").Value = "アクティブ"
ActiveSheet.Range("A1").Value = "アクティブ"