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エクセル 入力規則のユーザー設定の使い方
はじめに
エクセルの入力規則のユーザー設定の使い方を紹介します。
「半角」「数値」「特定の文字列」「特定の値」「セルの範囲に存在する値」など好きなように規則を作成できます。
数式の入力方法も紹介します。「IF 関数」を使用して条件を分岐できます。
ユーザー設定の使い方
入力規則を設定したい [セル] を範囲選択します。
[データ] タブをクリックし、データツールグループにある [データの入力規則] をクリックします。
入力値の種類の中から [ユーザー設定] を選択し、[数式] を入力して [OK] をクリックします。
数式の結果が TRUE のときに入力を確定できます。
それ以外はエラーメッセージが表示されます。
入力を許可する値
数式の結果が次の時に入力が許可されます。
- TRUE
- 0 以外の数値
- 日付や時間
それ以外は無効な値としてエラーになります。
- FALSE
- 0
- 文字列
- エラー値
文字列や特定の数値を許可するために、比較演算子を使用して論理値 (TRUE, FALSE) に変換できます。
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数式の入力方法
比較演算子を使用して「等しい」や「より大きい」などの条件を指定できます。比較演算子を使用すると条件を満たしているときは TRUE そうでないときは FALSE になります。
比較演算子
演算子 | 演算名 | 使用例 | 結果 |
= | 等しい | =B3=2 | セル「B3」が 2 と同じ |
<> | 等しくない | =B3<>2 | セル「B3」が 2 以外 |
> | 大きい | =B3>2 | セル「B3」が 2 より大きい |
< | 小さい | =B3<2 | セル「B3」が 2 より小さい |
>= | 以上 | =B3>=2 | セル「B3」が 2 以上 |
<= | 以下 | =B3<=2 | セル「B3」が 2 以下 |
複数条件
「AND 関数」を使用して、複数の条件とすべて一致しているか判定できます。
セル「B3」が 100 以上かつ 200 未満か判定するには次のように入力します。
「OR 関数」を使用して、複数の条件の 1 つでも一致しているか判定できます。
セル「B3」が「エクセル」または「ワード」か判定するには次のように入力します。
IF 関数
「IF 関数」を使用して、判定する条件を変更できます。
セル「C3」が「エクセル」ならセル「B3」に 2000 以上を許可する。そうでないなら 2000 未満を許可する。
セル「C3」が「2016」ならセル「B3」に文字列を許可する。そうでないなら何でも入力を許可する。
ユーザー設定の例
文字列のみ
セル「B3」に文字列のみ入力を許可するには「ISTEXT 関数」を使用して =ISTEXT(B3) と入力します。
特定の文字列が含まれている
セル「B3」に入力した値がセル「C3」に含まれているときに許可するには「FIND 関数」を使用して =FIND(B3,C3) と入力します。
セル「C3」の値をセル「B3」に含むように入力したときに許可するには =FIND(B3,C3) と入力します。
「FIND 関数」は大文字小文字を区別します。区別しないようにするには「SEARCH 関数」を使用します。
特定の値がセルの範囲に存在する
セル「B3」の値がセル「C3」~「C5」に存在するときに許可するには「COUNTIF 関数」を使用して =COUNTIF(C3:C5,B3) と入力します。
半角のみ
セル「B3」に半角のみ入力を許可するには「LEN 関数」と「LENB 関数」を使用して =LEN(B3)=LENB(B3) と入力します。
日本語入力を [無効] にすると直接入力に固定できます。[半角英数字] だと 半角/全角 キーで変更できます。
数値のみ
ユーザー設定を使わないで [整数] や [小数点数] を使用します。
ユーザー設定を使って、セル「B3」に数値のみ入力を許可するには「ISNUMBER 関数」を使用して =ISNUMBER(B3) と入力します。
日本語入力を [無効] にすると直接入力に固定できます。
英数字のみ入力できるようにする
英数字のみを許可する設定は難しいので上記の「半角のみ」で対応します。「Excel VBA」を使用してチェックするのをおすすめします。
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