更新日:、 作成日:
エクセル CHOOSE 関数:インデックスに対応した値を取得する
はじめに
エクセルの CHOOSE 関数の使い方を紹介します。
CHOOSE 関数はインデックスに対応した値を取得します。数値以外にも対応した上位互換のような「SWITCH 関数」があります。
=CHOOSE(A1,"一","二") のようにして、セルの値が 1 なら 一 を、2 なら 二 を表示できます。
=CHOOSE(WEEKDAY(A1),"日曜","月曜","火曜","水曜","木曜","金曜","土曜") のようにして、曜日の名前を表示できます。
CHOOSE 関数の引数
CHOOSE(インデックス, 値1)
CHOOSE(インデックス, 値1, 値2 …)
インデックスに対応する値を返します。
引数「インデックス」 | 取得する引数「値」の番号を指定します。 | スピル化 |
引数「値」 | 引数「インデックス」に対応した番号の値を返します。数値、文字列、セル参照、関数などを指定できます。 | スピル化 |
スピル化:セルの範囲や配列を指定すると結果が「スピル」します。
使い方
CHOOSE 関数の使い方を紹介します。
インデックスに対応した値を取得する
セル「B3」の値に対応した引数「値」を取得します。「SWITCH 関数」を使用して同じように分岐できます。
=SWITCH(B4,1,1,2,"二",3,TRUE,4,DATE(2000,1,4),5,B4*5)
「DATE 関数」の結果が数値になっているのは、日付の実際の値は数値だからです。セルの書式設定から日付形式で表示できます。
曜日の名前を表示する
日付から曜日の名前を表示します。「WEEKDAY 関数」を使用して、曜日の値を 1 (日曜) ~ 7 (土曜) の範囲で取得できます。
セルの書式設定の「日付の表示形式の一覧」からも、曜日を表示できます。
スポンサーリンク
解説
数値以外にも対応した上位互換のような「SWITCH 関数」があります。
引数「インデックス」が 1 なら、引数「値1」を返します。2 なら引数「値2」を返します。
引数「インデックス」には 1 以上の整数を入力します。小数は切り捨てられます。
引数「インデックス」が 0 以下のときはエラー #VALUE! になります。
引数「インデックス」に文字列や TRUE や FALSE、空のセルのときはエラー #VALUE! になります。
「IF 関数」や「IFS 関数」で同じように分岐するより、CHOOSE 関数を使用した方が同じ数式を何度も繰り返す必要がないのでわかりやすいです。
=IF(B3=1,"日",IF(B3=2,"月",IF(B3=3,"火")))
=IFS(B3=1,"日",B3=2,"月",B3=3,"火")