VBA コメントアウトする

はじめに

Excel VBA マクロでコメントを付ける方法を紹介します。

コメントとは、プログラムの実行に何も影響を与えないメモです。関数の説明やコードが何をしているのかを簡潔に記載することでわかりやすくします。

' コメント のようにして、' の後ろにコメントを入力できます。

コードをコメントアウトして簡単にそのコードを無効にできます。

Alt + キー にコメントアウト、コメント解除のショートカットを設定できます。

コメントアウトする

' コメント のように入力します。 ' の後ろがすべてコメントになります。コードをコメント化することを「コメントアウト」と言います。

' ここがコメント
Sub 実行()
    Dim i As Integer ' ここがコメント
End Sub

複数行の範囲を一括でコメントアウトするには、[表示] から [ツールバー] をクリックして [編集] をチェックします。

コメントアウトしたい [コード] を範囲選択します。

編集ツールバーにある [コメントブロック] をクリックします。

その行がコメントアウトされます。

行連結文字の後ろにはコメントを付けられない

行連結文字の _ を使ってコードを複数行に分けているとき、その行の後ろにコメントは入力できません。

Dim s As String
s = "一行目" _ ' エラー、_ の後ろにコメントは入力できない
& "二行目" ' OK

コメントを解除する

' を削除します。

複数行のコメントを一括で解除するには、[コメントが含まれる行] をマウスで範囲選択します。

編集ツールバーにある [非コメントブロック] をクリックします。

その行の ' が削除され、コメントが解除されます。

ショートカットを設定する

初期設定でコメントのショートカットはありませんが、Alt + キー で入力するアクセスキーからコメントアウト、コメント解除ができます。

[ツールバー] を右クリックして [ユーザー設定] をクリックします。

[コメントブロック] をクリックして [選択したボタンの編集] をクリックします。

名前の中に Alt と一緒に入力するキーを &キー のように & を付けて大文字で入力して [イメージとテキストを表示] をチェックします。

メニューバーの名前にもアクセスキーがあるので、それと被らないようにします。

非コメントブロックも同様に設定します。

コードを範囲選択して Alt + キー を入力してコメントアウト、コメント解除ができます。