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VBA 関数一覧
はじめに
Excel VBA マクロの関数一覧を紹介します。
関数をクリックし F1 キーを入力してヘルプを表示すると、詳細な説明が見られます。
Tipsfound では VBA でよく使う関数について解説をしています。
関数の呼び出しについては「関数の作成と呼び出し」をご覧ください。
公式の関数一覧は「関数 (Visual Basic for Applications)」をご覧ください。
数値関数
名前 | 説明 |
Abs | 指定した数値の絶対値を返します。 |
CByte | 指定した値を数値型 (Byte) に変換します。 |
CCur | 指定した値を数値型 (Currency) に変換します。 |
CDbl | 指定した値を数値型 (Double) に変換します。 |
CDec | 指定した値を数値型 (Decimal) に変換します。 |
CInt | 指定した値を数値型 (Integer) に変換します。 |
CLng | 指定した値を数値型 (Long) に変換します。 |
CSng | 指定した値を数値型 (Single) に変換します。 |
Fix | 指定した数値の整数を返します。 |
Hex | 指定した数値を 16 進数の文字列にして返します。 |
Int | 指定した数値の整数を返します。 |
IsNumeric | 指定した値を数値型 (Integer など) に変換できるかを判定します。 |
Oct | 指定した値を 8 進数で表した文字列で返します。 |
Rnd | 乱数 (ランダムな小数) を返します。 |
Round | 小数点を偶数丸めした値を返します。 |
Val | 文字列の先頭にある数字を数値に変換します。 |
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文字列関数
名前 | 説明 |
Asc/AscW | 指定した文字の文字コード (Shift_JIS, UTF-16) を返します。 |
Chr/ChrW | 指定した文字コード (Shift_JIS, UTF-16) に対応する文字を返します。 |
CStr | 指定した値を文字列型 (String) に変換します。 |
Format | 値を指定した書式や形式で文字列型 (String) に変換します。 |
FormatCurrency | システムで定義されている通貨形式に従って成型された文字列を返します。 |
FormatDateTime | 指定した日時形式に従って成型された文字列を返します。 |
FormatNumber | 指定した数値形式に従って成型された文字列を返します。 |
FormatPercent | パーセント形式に成型された文字列を返します。 |
Hex | 指定した数値を 16 進数の文字列にして返します。 |
InStr/InStrB | 文字列を検索し見つかった最初の位置を返します。 |
InStrRev | 文字列の後ろから指定の文字列を検索し、最初に見つかった位置を返します。 |
Join | 配列を区切り文字で結合した文字列に変換します。 |
LCase | 指定した文字列内のアルファベットを大文字から小文字に変換します。 |
Left/LeftB | 文字列の先頭から指定した文字数分の文字列を返します。 |
Len/LenB | 文字列の文字数を返します。または構造体など型のバイト数を返します。 |
LTrim | 文字列の先頭の空白 (スペース) を取り除いて返します。 |
Mid/MidB | 文字列の指定した位置から文字数分の文字列を返します。 |
MonthName | 数値で指定した月を表す文字列を返します。 |
Oct | 指定した値を 8 進数で表した文字列で返します。 |
Partition | 指定した値が含まれる範囲を求め、その結果を文字列で返します。 |
Replace | 文字列を置換します。 |
Right/RightB | 文字列の最後から指定した文字数分の文字列を返します。 |
RTrim | 文字列の最後の空白 (スペース) を取り除いて返します。 |
Space | 指定した数の半角スペースを返します。 |
Str | 指定した数値を文字列に変換します。 |
StrComp | 文字列を比較します。 |
StrConv | 文字列を大文字小文字、全角半角、ひらがなカタカナなどに変換します。 |
String | 文字を指定した数だけ並べて返します。 |
StrReverse | 指定した文字列の並びを逆にした文字列を返します。 |
Trim | 文字列の先頭と最後の空白 (スペース) を取り除いて返します。 |
UCase | 指定した文字列内のアルファベットを小文字から大文字に変換します。 |
日付関数
名前 | 説明 |
CDate | 指定した値を日付型 (Date) に変換します。 |
CVDate | 指定した値を内部形式が日付型 (Date) の Variant 型に変換します。 古いバージョンとの互換性のために残されています。 |
Date | 現在の日付を返します。 |
DateAdd | 日時に指定した時間を加算して返します。 |
DateDiff | 日付の期間を日数や時間で返します。 |
DatePart | 任意の日時の特定項目を返します。 |
DateSerial | 年月日を数値で指定した日付を返します。 |
DateValue | 指定した日時の日付を返します。 |
Day | 指定した日付の日を返します。 |
Hour | 指定した時刻の時を返します。 |
IsDate | 指定した値を日付型 (Date) に変換できるかを判定します。 |
Minute | 指定した時刻の分を返します。 |
Month | 指定した日付の月を返します。 |
MonthName | 数値で指定した月を表す文字列を返します。 |
Now | 現在の日時を返します。 |
Second | 指定した時刻の秒を返します。 |
Time | 現在の時刻を返します。 |
Timer | 午前 0 時から経過した秒数を表す数値を返します。 |
TimeSerial | 時分秒を数値で指定した時刻を返します。 |
TimeValue | 指定した日時の時刻を返します。 |
Weekday | 指定した日付の曜日を数値で返します。 |
WeekdayName | 指定した曜日の名前を返します。 |
Year | 指定した日付の年を返します。 |
データ型関数
名前 | 説明 |
Asc/AscW | 指定した文字の文字コード (Shift_JIS, UTF-16) を返します。 |
CBool | 指定した値をブール型 (Boolean) に変換します。 |
CByte | 指定した値を数値型 (Byte) に変換します。 |
CCur | 指定した値を数値型 (Currency) に変換します。 |
CDate | 指定した値を日付型 (Date) に変換します。 |
CDbl | 指定した値を数値型 (Double) に変換します。 |
CDec | 指定した値を数値型 (Decimal) に変換します。 |
Chr/ChrW | 指定した文字コード (Shift_JIS, UTF-16) に対応する文字を返します。 |
CInt | 指定した値を数値型 (Integer) に変換します。 |
CLng | 指定した値を数値型 (Long) に変換します。 |
CSng | 指定した値を数値型 (Single) に変換します。 |
CStr | 指定した値を文字列型 (String) に変換します。 |
CVar | 指定した値をバリアント型 (Variant) に変換します。 |
CVDate | 指定した値を内部形式が日付型 (Date) の Variant 型に変換します。 古いバージョンとの互換性のために残されています。 |
IsArray | 指定した値が配列かどうかを判定します。 |
IsDate | 指定した値を日付型 (Date) に変換できるかを判定します。 |
IsEmpty | 指定した値が Empty 値かどうかを判定します。 |
IsNull | 指定した値が Null 値かどうかを判定します。 |
IsNumeric | 指定した値を数値型 (Integer など) に変換できるかを判定します。 |
IsObject | 指定した値がオブジェクトかどうかを判定します。 |
TypeName | 指定した変数の型名を返します。 |
Val | 文字列の先頭にある数字を数値に変換します。 |
VarType | 指定した変数のデータ型を示す数値を返します。 |
配列関数
名前 | 説明 |
Array | 指定した要素で作成された配列を返します。 |
Filter | 文字列の配列から指定した文字列だけを含む配列を返します。 |
IsArray | 指定した値が配列かどうかを判定します。 |
Join | 文字列の配列を区切り文字で結合して返します。 |
LBound | 配列の最小インデックスを返します。 |
Split | 区切り文字で区切られた文字列を配列にして返します。 |
UBound | 配列の最大インデックスを返します。 |
数学関数
名前 | 説明 |
Atn | 指定した数値のアークタンジェントを返します。 |
Cos | 指定した角度の余弦(コサイン)を返します。 |
DDB | 指定した方法を使用して特定の期における資産の減価償却費を返します。 |
Exp | e を底とする数式のべき乗(指数関数)を計算します。 |
FV | 定額の支払いを一定期間続けたとき、その期間中の利率が一定だった場合の将来価値を返します。 |
IPmt | 定額の支払いを一定期間続けたとき、その期間中の利率が一定だった場合の投資期間内の指定した期に支払う利息を返します。 |
IRR | 一連の定期的なキャッシュフローに対する内部利益率を返します。 |
Log | 自然対数を返します。 |
MIRR | 定期的な支払いと収益に対して修正内部利益率を返します。 |
NPer | 定額の支払いを一定期間続けたとき、その期間中の利率が一定だった場合の投資に必要な期間を返します。 |
NPV | 定期的なキャッシュフローと割引率に基づいて、投資の正味現在価値を返します。 |
Pmt | 定額の支払いを一定期間続けたとき、その期間中の利率が一定だった場合の投資に必要な定期支払額を返します。 |
PPmt | 定額の支払いを一定期間続けたとき、その期間中の利率が一定だった場合の指定した期に支払う元金を返します。 |
PV | 定額の支払いを一定期間続けたとき、その期間中の利率が一定だった場合の現在の投資価値を返します。 |
Rate | 投資期間を通じての利率を返します。 |
Sgn | 指定した値の符号を返します。 |
Sin | 指定した角度の正弦(サイン)を返します。 |
SLN | 定額法による減価償却費を返します。 |
Sqr | 指定した数値の平方根を返します。 |
SYD | 定額逓減法による減価償却費を返します。 |
Tan | 指定した角度の正接(タンジェント)を返します。 |
エラー関数
名前 | 説明 |
CVErr | 指定したエラー番号に対応するエラーを返します。 |
Error | 指定したエラー番号に対応するエラーメッセージを返します。 |
IsError | 指定した値が Error 値(例外型)かどうかを判定します。 |
エラー処理については「エラー処理をする」をご覧ください。
ファイル関数
VBA の標準の関数より高機能な FileSystemObject の使い方を紹介しています。詳しくは「FileSystemObject ファイル操作の基礎」をご覧ください。
名前 | 説明 |
CurDir | 指定したドライブの現在のパスを返します。 |
Dir | 指定したパターンに一致するファイルやフォルダを返します。 |
EOF | ランダムアクセスモードまたはシーケンシャル入力モードで開いたファイルの現在位置がファイルの末尾に達している場合に True を返します。 |
FileAttr | FileOpen 関数で開いているファイルのファイルモードを返します。 |
FileDateTime | ファイルの作成日時または最終更新日時を返します。 |
FileLen | ファイルのサイズをバイト単位で返します。 |
FreeFile | FileOpen 関数で使用可能なファイル番号を返します。 |
GetAttr | ファイルまたはフォルダの属性を示す値を返します。 |
Input/InputB | ファイルから指定した文字数の文字列を返します。 |
Loc | 開いているファイルの、現在の読み込み位置または書き込み位置を返します。 |
LOF | FileOpen 関数で開いているファイルの長さを返します。 |
Spc | Print 関数または PrintLine 関数と共に使用し、指定した数のスペースを挿入することで出力の位置を移動させます。 |
Tab | Print 関数または PrintLine 関数と共に使用し、指定した数のタブを挿入することで出力の位置を移動させます。 |
その他関数
名前 | 説明 |
CallByName | 指定したオブジェクトのメソッドを実行またはプロパティを取得します。 |
Choose | リストの中から選択した値を返します。 |
CreateObject | ActiveX オブジェクトへの参照を作成して返します。 |
DoEvents | プログラムが占領している制御をオペレーティングシステムに返します。 |
Environ | 環境変数の値を取得します。 |
GetAllSettings | SaveSetting 関数で保存したレジストリデータを配列形式で返します。 |
GetSetting | SaveSetting 関数で保存したレジストリデータから指定のキー設定値を返します。 |
IIf | 式を評価して 2 つの値の内 1 つを返します。 |
IMEStatus | IME の現在の状態を返します。 |
InputBox | ダイアログに入力した文字列を返します。 |
IsMissing | プロシージャに省略可能な引数が渡されたかどうかを判定し、結果をブール型で返します。 |
LoadPicture | 指定のフォームオブジェクトに画像をロードします。 |
MsgBox | メッセージボックスを表示しその結果を返します。 |
QBColor | 指定した色番号に対応するRGBコードを表す数値を返します。 |
RGB | RGB で示す色の値を返します。 |
Shell | exe ファイルを実行します。 |
Switch | 式のリストを評価し、リストの中で真(True)となる最初の式に関連付けられた値を返します。 |
エクセル関数
VBA からエクセル関数を使用できます。詳しくは「WorksheetFunction」をご覧ください。
VBA からエクセル数式を使用できます。詳しくは「Evaluate 関数」をご覧ください。
著者:Tipsfound