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Windows 10 Chrome のキャッシュの場所を移動する
はじめに
Windows 10 で Google Chrome のキャッシュの保存場所を移動する方法を紹介します。
ショートカットから起動したときだけキャッシュを移動する方法と、どこから起動してもキャッシュを移動する二つの方法を紹介します。
「RAMディスク」のソフトを使用すると高速にアクセスでき、ハードディスクの断片化を抑えられます。
キャッシュの場所を確認する
Chrome のキャッシュは Windows 10、8、7 共に同じ場所にあります。
%USERNAME% は Windows にログインしているユーザー名に置き換わります。
Default の部分が、Chrome のユーザー毎に Profile 1 などに変わることがあります。
その中に各キャッシュ フォルダがあります。
- Cache:画像や CSS などの一般的なキャッシュです。
- Application Cache
- Code Cache:JavaScript などのキャッシュです。
- GPUCache
- Media Cache
移動する
キャッシュ フォルダを「ショートカットから起動時に移動する」方法と「どこから起動してもキャッシュを移動する」方法を紹介します。
通常キャッシュと言えば Cache と Code Cache フォルダのことを指すので「ショートカットから起動時に移動する」で十分です。
ショートカットから起動時に移動する
ショートカットから起動した Chrome だけで、キャッシュの保存場所を移動する方法を紹介します。 Cache と Code Cache フォルダを指定したフォルダに作成できます。
キャッシュの移動先フォルダを先に作成します。ここでは Z:\Cache にします。
Chrome のショートカットを右クリックし [プロパティ] をクリックします。
タスクバーにピン留めしているときは、タスクバーの [アイコン] を右クリックし、[Google Chrome] を右クリックして [プロパティ] をクリックします。
リンク先の後ろに --disk-cache-dir="Z:\Cache" を付けて [OK] をクリックします。--disk の前に半角スペースがあります。
[続行] をクリックします。
このショートカットから起動したときだけ、Cache と Code Cache フォルダが指定した場所に保存されます。
それ以外の場所から起動したときは、元のキャッシュが使用されます。
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どこから起動してもキャッシュを移動する
この方法ではメールやエディタのリンクなど、すべての場所から起動した Chrome でキャッシュの保存場所を移動できます。
このパスをキャッシュフォルダの場所として紹介します。実際のパスは上記の「キャッシュの場所を確認する」で確認したパスと置き換えてください。
キャッシュの移動先フォルダを先に作成します。ここでは「Z:\Cache」にします。
Chrome を開いていたら閉じます。
次のキャッシュのパスをエクスプローラーに貼り付けて Enter キーを入力します。
[↑] をクリックして [Cache] フォルダを削除します。
検索ボックスに cmd と入力して [管理者として実行] をクリックします。
次の文字列をコピーします。
[右クリック] または Ctrl + V を入力して貼り付けます。
Enter キーを入力します。
成功すれば Cache フォルダがあった場所にリンクが作成されます。
これでどこから Chrome を起動しても、キャッシュが移動先に保存されます。
必要なら Code Cache フォルダなど、他のフォルダの分も繰り返し作成します。
キャッシュの保存場所を元に戻す
キャッシュを元の場所に戻したいときは mklink を削除します。
検索ボックスに cmd と入力して [管理者として実行] をクリックします。
次の文字列をコピーします。
[右クリック] または Ctrl + V を入力して貼り付けます。
Enter キーを入力します。
キャッシュが元の場所に保存されるようになります。
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