更新日:、 作成日:
エクセル 行や列に条件付き書式を設定する
はじめに
エクセルの行や列に条件付き書式を設定する方法を紹介します。
ホーム > 条件付き書式 > ルールの管理 > 新規ルール > 数式を使用して、書式設定するセルを決定 から、数式を入力して別のセルを条件にできます。適用先に書式が設定されます。
=$A1="エクセル" のよう数式に列を絶対参照にして、行の背景色を塗りつぶすことができます。
=A$1="エクセル" のよう数式に行を絶対参照にして、列の背景色を塗りつぶすことができます。
=MOD(ROW(),2)=0 のようにして、偶数行の背景色を塗りつぶすことができます。
条件付き書式の設定方法
条件付き書式の設定には主に次の方法があります。「別のセルを条件にして書式を設定する」と同じ方法で行や列に書式設定できます。
- 条件付き書式を設定する:同じセルに条件と書式設定をします。
- 複数の条件付き書式を設定する:同じセルに複数条件と書式設定をします。
- 別のセルを条件にして書式を設定する:数式から別のセルを条件にして書式設定をします。
行に条件付き書式を設定する
同じ行のセルを条件にして行に書式設定できます。ここでは名前が エクセル の行に書式設定する例を紹介します。
書式を設定する [行] を範囲選択します。
[ホーム] タブをクリックし、スタイルグループにある [条件付き書式] から [ルールの管理] をクリックします。
[新規ルール] をクリックします。
[数式を使用して、書式設定するセルを決定] をクリックし、[数式] と [書式] を入力して [OK] をクリックします。数式に =$C3="エクセル" を入力します。列を絶対参照にします。
[OK] をクリックします。
数式の結果が TRUE になるときに、行に書式が設定されます。
セル参照と適用先
数式は最初に範囲選択した左上のセル (適用先の左上のセル) を基準にしています。
数式が =$C3="エクセル" で適用先が =$B$3:$E$7 なら、セル「B3」はセル「C3」を参照します。セル「C3」もセル「C3」を参照します。
数式の列を絶対参照にすることで同じ行の適用先すべてで同じセルを参照できます。
スポンサーリンク
列に条件付き書式を設定する
基本は「行に条件付き書式を設定する」と同じです。違いは数式のセル参照の行を絶対参照にします。
同じ列のセルを条件にして列に書式設定できます。ここでは名前が エクセル の列に書式設定する例を紹介します。
書式を設定する [列] を範囲選択します。
ホーム > 条件付き書式 > ルールの管理 から、[新規ルール] をクリックします。
[数式を使用して、書式設定するセルを決定] をクリックし、[数式] と [書式] を入力して [OK] をクリックします。数式に =C$3="エクセル" を入力します。行を絶対参照にします。
[OK] をクリックします。
数式の結果が TRUE になるときに、列に書式が設定されます。
セル参照と適用先
数式は最初に範囲選択した左上のセル (適用先の左上のセル) を基準にしています。
数式が =C$3="エクセル" で適用先が =$C$2:$G$5 なら、セル「C2」はセル「C3」を参照します。セル「C3」もセル「C3」を参照します。
数式の行を絶対参照にすることで同じ列の適用先すべてで同じセルを参照できます。
行ごとに条件付き書式を設定する
1 行ごとに書式設定して背景色を変更できます。列ごとにもできます。
[数式を使用して、書式設定するセルを決定] に [数式] を入力して行ごとに書式を設定できます。
行ごと
数式を次のように入力します。
- 奇数行:=MOD(ROW(),2)=1
- 偶数行:=MOD(ROW(),2)=0
No. のように連番があるなら、その奇数の行と偶数の行にも背景色を設定できます。
- No. が奇数:=MOD($B3,2)=1
- No. が偶数:=MOD($B3,2)=0
列ごと
数式を次のように入力します。
- 奇数列:=MOD(COLUMN(),2)=1
- 偶数列:=MOD(COLUMN(),2)=0
No. のように連番があるなら、その奇数の列と偶数の列にも背景色を設定できます。
- No. が奇数:=MOD(C$2,2)=1
- No. が偶数:=MOD(C$2,2)=0
スポンサーリンク