エクセル CODE 関数：文字の文字コードを取得する

はじめに

エクセルの CODE 関数の使い方を紹介します。

CODE 関数は文字の文字コード (ANSI か JIS) を取得します。

A なら 65 を取得できます。半角文字なら 0 ～ 255 の範囲で ANSI コードを取得します。

あ なら 9250 を取得できます。全角文字なら 0 ～ 約 38700 の範囲で JIS コード (ISO-2022-JP) を取得します。Shift_JIS とは別物です。

CODE 関数の引数

CODE(文字列)
文字列の先頭の文字の文字コードを取得します。

スピル化：セルの範囲や配列を指定すると結果が「スピル」します。

使い方

CODE 関数の使い方を紹介します。

文字コードを取得する

セル「B3」の文字列の文字コードを取得します。

その他 Unicode 文字などの文字コードを取得する

Unicode 文字などの文字コードを取得します。

複数の文字列のときは先頭の文字コードを取得します。

高度な使い方

CODE 関数と他の関数を組み合わせた使い方などを紹介します。

指定した位置の文字コードを取得する

「MID 関数」を使用して、好きな位置の文字コードを取得できます。

解説

取得した文字コードは「CHAR 関数」を使用して文字に変換できます。

引数「文字列」の先頭の文字の文字コードを取得します。

引数「文字列」が半角のときは 0 ～ 255 の範囲を返します。ANSI コードの値です。

引数「文字列」が全角のときは 0 ～ 約 38700 の範囲を返します。JIS コード (ISO-2022-JP) の値です。

引数「文字列」が JIS コードに存在しない文字のときは ? の 63 を取得します。Unicode 専用文字 頰 などは存在しないので 63 を返します。

引数「文字列」が空のセルや空文字 "" のときは、エラー #VALUE になります。

• ANSI コード：半角の英数字や記号に使用される文字コードです。ASCII コードと同じ値です。
• JIS コード：ANSI の文字に加えてひらがなや漢字などの全角文字を扱えるようにしたものです。「VBA Asc 関数：文字コードを取得する」で扱う Shift_JIS とは別物です。

Unicode の値を取得するには「UNICODE 関数」を使用します。

「DEC2HEX 関数」と「HEX2DEC 関数」を使用して 16 進数と 10 進数を相互変換できます。