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エクセル EXACT 関数:文字列を比較する
はじめに
エクセルの EXACT 関数の使い方を紹介します。
EXACT 関数は文字列の大文字小文字を区別して比較します。全く同じなら TRUE を返します。
=EXACT("ABC","ABC") のようにして、大文字小文字を区別して TRUE になります。
=EXACT("ABC","abc") のようにして、大文字小文字を区別して FALSE になります。
="ABC"="abc" のようにして、大文字小文字を区別しないで TRUE になります。
入力されている文字列がすべて大文字か、すべて小文字か判定できます。
EXACT 関数の引数
EXACT(文字列1, 文字列2)
文字列1と文字列2を大文字小文字を区別して比較します。
引数「文字列1」 | 文字列を指定します。 | スピル化 |
引数「文字列2」 | 文字列を指定します。 | スピル化 |
スピル化:セルの範囲や配列を指定すると結果が「スピル」します。
使い方
EXACT 関数の使い方を紹介します。
大文字小文字を区別して同じか比較する
セル「B3」とセル「C3」の文字列を大文字小文字を区別して比較します。= で比較したときは大文字小文字の区別はしません。
=B4=C4
大文字小文字を区別して違うか比較する
セル「B3」とセル「C3」の文字列を大文字小文字を区別して違うか比較します。「NOT 関数」を使用して結果を反転できます。
=EXACT(B4,C4)
全角半角やひらがなカタカナを比較する
全角半角の文字やひらがなカタカナの文字を比較します。= で比較したときと同じ結果になります。
=B4=C4
空のセルや空文字と比較する
空のセルや空文字 ""を比較します。空のセルと 0 を区別して比較できます。
=B4=D4
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高度な使い方
EXACT 関数と他の関数を組み合わせた使い方などを紹介します。
すべて大文字か判定する
入力されている文字がすべて大文字か判定します。「UPPER 関数」を使用して大文字に変換できます。
英字 (アルファベット) 以外の文字はすべて大文字として判定されます。
すべて小文字か判定する
入力されている文字がすべて小文字か判定します。「LOWER 関数」を使用して小文字に変換できます。
英字 (アルファベット) 以外の文字はすべて小文字として判定されます。
解説
引数「文字列1」と引数「文字列2」が全く同じなら TRUE を返します。
同じ文字でも、大文字小文字や全角半角、ひらがなカタカナの違いがあるなら FALSE を返します。
エクセルの比較は大文字小文字を区別しません。= で比較したときは ABC と abc は等しいです。
「IF 関数」などの条件に EXACT 関数を入力して大文字小文字を区別して比較できます。