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エクセル UNICODE 関数:文字の Unicode を取得する
はじめに
エクセルの UNICODE 関数の使い方を紹介します。
UNICODE 関数は文字の Unicode 番号を取得します。UTF-8 や UTF-16 の元となる値です。
A なら 65 を取得できます。半角文字なら 0 ~ 255 の範囲で ANSI コードと同じ値を取得します。
あ なら 12354 を取得できます。全角文字なら Unicode を取得します。
絵文字😃やサロゲートペア文字などすべての文字の文字コードを取得できます。
UNICODE 関数の引数
UNICODE(文字列)
文字列の先頭の文字の文字コード (Unicode) を取得します。
引数「文字列」 | 文字列を指定します。 | スピル化 |
スピル化:セルの範囲や配列を指定すると結果が「スピル」します。
使い方
UNICODE 関数の使い方を紹介します。
Unicode を取得する
セル「B3」の文字列の Unicode を取得します。
その他の文字などの Unicode を取得する
複数の文字列などの Unicode を取得します。
複数の文字列のときは先頭の Unicode を取得します。
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高度な使い方
UNICODE 関数と他の関数を組み合わせた使い方などを紹介します。
指定した位置の Unicode を取得する
「MID 関数」を使用して、好きな位置の Unicode を取得できます。
解説
取得した文字コードは「UNICHAR 関数」を使用して文字に変換できます。
引数「文字列」の先頭の文字の文字コードを取得します。
引数「文字列」が半角のときは 0 ~ 255 の範囲を返します。ANSI コードと同じ値です。
引数「文字列」が空のセルや空文字 "" のときは、エラー #VALUE になります。
ANSI や JIS コードを取得するには「CODE 関数」を使用します。
「DEC2HEX 関数」と「HEX2DEC 関数」を使用して 16 進数と 10 進数を相互変換できます。
Unicode とは
Unicode とは、すべての文字を扱える世界標準な文字コードです。
取得される Unicode 番号は UTF-8 や UTF-16 の元となる値です。 あ の Unicode を例を紹介します。
名前 | 値 | 説明 |
Unicode 番号 (10 進数) | 12354 | UNICODE 関数で取得される値 |
Unicode 番号 (16 進数) | 3042 | 一般的に U+xxxx で表記される値 |
UTF-8 (16 進数) | E38182 | UTF-8 の値 |
UTF-16 BE (16 進数) | 3042 | UTF-16 の値 |
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