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エクセル VALUE 関数:文字列を数値に変換する
はじめに
エクセルの VALUE 関数の使い方を紹介します。
VALUE 関数は数字や日付の文字列を数値に変換します。
=VALUE("1,000") のようにして、1000 のように文字列を数値に変換できます。
=VALUE("2000/1/1") のようにして、36526 のように文字列を日付の値に変換できます。
=VALUE("1:02:03") のようにして、0.04309 のように文字列を時間の値に変換できます。
VALUE 関数の引数
VALUE(文字列)
文字列を数値に変換します。
引数「文字列」 | 文字列を指定します。 | スピル化 |
スピル化:セルの範囲や配列を指定すると結果が「スピル」します。
使い方
VALUE 関数の使い方を紹介します。
数値形式の文字列を数値に変換する
セル「B3」の数値形式の文字列を数値に変換します。
数値形式の文字列を数値として扱えないものは「SUM 関数」で 0 になります。
日付形式の文字列を数値に変換する
日付形式の文字列を数値に変換します。
時刻形式の文字列を数値に変換する
時刻形式の文字列を数値に変換します。
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解説
引数「文字列」が日付形式の値なら、日付の実際の値は数値なのでその値に変換します。時間についても同様です。
日時形式の文字列から日付に変換するには「DATEVALUE 関数」を使用します。
日時形式の文字列から時間に変換するには「TIMEVALUE 関数」を使用します。
引数「文字列」が数値にできない文字列のときはエラー #VALUE! になります。
セルの書式設定が文字列になっているとき 100 は数値ではなく文字列です。文字列が数字のみのときは、自動で数値に変換されるのでそのまま計算できます。
100円 のように数字と文字列を結合して表示しているとき、それがセルの書式設定の表示形式で 0"円" のようにしているなら、数値として扱うので VALUE 関数を使わなくても数値として計算できます。
表示形式を使わないで 100円 と入力したときは文字列です。これを数値として扱うには 100 の部分を「LEFT 関数」や「MID 関数」などを使用して抽出します。