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エクセル SUBSTITUTE 関数:文字列を置換する
はじめに
エクセルの SUBSTITUTE 関数の使い方を紹介します。
SUBSTITUTE 関数は検索ワードの文字列を置換します。
=SUBSTITUTE("ABC","A","_") のようにして、_BC に置換できます。
=SUBSTITUTE(SUBSTITUTE("A A A"," ","")," ","") のようにして、空白 (スペース) を置換や削除できます。
=IF(AND(B3=0,ISBLANK(B3)=FALSE),"置換",B3) のようにして、空のセルを置換できます。
改行を置換や削除できます。
SUBSTITUTE 関数の引数
SUBSTITUTE(置換対象, 検索ワード, 置換ワード)
置換対象の中から見つかったすべての検索ワードを置換ワードに置換します。
SUBSTITUTE(置換対象, 検索ワード, 置換ワード, 何番目)
何番目に見つかった検索ワードだけを置換します。
引数「置換対象」 | 置換対象の文字列を指定します。 | スピル化 |
引数「検索ワード」 | 検索する文字列を指定します。 | スピル化 |
引数「置換ワード」 | 置換する文字列を指定します。 | スピル化 |
引数「何番目」 | 省略できます。省略すると全ての引数「検索ワード」を置換します。 何番目に見つかった引数「検索ワード」を置換するか指定します。 | スピル化 |
スピル化:セルの範囲や配列を指定すると結果が「スピル」します。
使い方
SUBSTITUTE 関数の使い方を紹介します。
文字を置換する
セル「B3」の A を _ に置換します。
大文字小文字を区別します。
空白やスペースを置換する
半角スペースや全角スペースを _ に置換します。半角と全角の両方を置換するには SUBSTITUTE 関数を入れ子にします。
=SUBSTITUTE(B3," ","_")
=SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(B9," ","_")," ","_")
文字列の前後の空白を削除するには「TRIM 関数」を使用します。
何番目に見つかった文字を置換する
AAAAA から何番目に見つかった A を _ に置換します。
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高度な使い方
SUBSTITUTE 関数と他の関数を組み合わせた使い方などを紹介します。
改行を置換する
セル内の改行文字を入力するには「CHAR 関数」を使用します。CHAR(10) がセル内の改行文字です。引数「置換ワード」を空文字 "" にして削除できます。
=SUBSTITUTE(B2,CHAR(10),"_")
他にも「CHAR 関数」を使用して、タブ文字など特殊文字を入力できます。
0 を置換する
「IF 関数」を使用して、セルの値が 0 のときに置換できます。「ISBLANK 関数」を使用して空のセルか判定できます。
セルの値が 0 で空のセルでないときに置換します。
空のセルが 0 に置換されています。これを表示しないようにするには、セルの書式設定の表示形式を 0;-0;;@ に設定します。
空のセルを置換する
「IF 関数」を使用して、空のセルを置換できます。「ISBLANK 関数」を使用して空のセルか判定できます。
解説
位置と文字数を指定して置換するには「REPLACE 関数」を使用します。
引数「検索ワード」は大文字小文字を区別します。
引数「検索ワード」が見つからないときは、引数「置換対象」をそのまま返します。
引数「置換ワード」が空文字 "" なら引数「検索ワード」を削除します。
引数「何番目」に指定した数の引数「検索ワード」が見つからないときは、引数「置換対象」をそのまま返します。
引数「何番目」に 0 以下や数値以外のときはエラー #VALUE! になります。
複数の引数「検索ワード」を置換するには SUBSTITUTE 関数を入れ子にします。上記の「空白やスペースを置換する」が使用例です。
セルの書式設定から表示形式を指定しているときは、それを適用する前の値を置換します。日付や時間など表示形式を適用した状態から置換するには「TEXT 関数」を使用します。
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