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スクラッチ 制御ブロックの使い方
はじめに
Scratch (スクラッチ) 3 の制御ブロックの使い方を紹介します。
条件分岐や繰り返し行うループなど、プログラムの処理の流れを制御できます。
処理を止めたりクローンを作成できます。
制御ブロックとは
制御ブロックでは、プログラムの処理の流れを制御する次のことができます。どのプログラミング言語にも必ずあるものです。
- 条件分岐 (if 文など)
- ループ (for 文など)
この他にも処理を止めたり、スプライトのコピーであるクローンを作成できます。
条件分岐
テストの点数が 80 点以上なら合格、そうでないなら不合格、のように処理を分けることを「条件分岐」と言います。一般的なプログラミング言語では if 文などがあります。
ループ
同じ処理を繰り返し行うことを「ループ」と言います。一般的なプログラミング言語では for 文などがあります。
クローンとは
クローンとは、スプライトのコピーです。コードやコスチュームや座標など、オリジナルのスプライトとまったく同じものを作成できます。
クローンを作成すると、どれがオリジナルでどれがクローンかわからなくなるので、コードをクローン専用として作成するのをおすすめします。
クローンは他のスプライトやステージからも作成できます。ステージに何個も同じスプライトを表示したいときに使います。
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待つ、止める
指定した 秒数 だけ待ってから、次の処理を実行します。
間隔をあけて処理を行いたいときに使います。待つのはこのブロックのコードだけです。同時に動いている他の処理や他のスプライトの処理は、待っている間も動きます。
ちょっとずつ前に進みます。
スペースキーを入力しても、スプライトは動き続けます。
待っている間に止まるのは、このブロックがくっついている処理だけです。
指定した 条件 に一致するまで待ってから、次の処理を実行します。
何かの反応があるまで待つときに使います。待つのはこのブロックのコードだけです。同時に動いている他の処理や他のスプライトの処理は、待っている間も動きます。
「A キーを押して」と表示した後に、実際に A キーが入力されるまで待ちます。入力されたら「押しました」と表示されます。
次の 処理 を止めます。
- すべてを止める:すべてのスプライトやステージの処理が終了します。[赤丸] をクリックしたのと同じです。
- このスクリプトを止める:このブロックがくっついている処理を終了します。ループ処理を終わらせたいときに使います。同時に動いている他の処理や他のスプライトの処理は、そのまま動きます。
- スプライトの他のスクリプトを止める:このブロックがくっついていない、このスプライトの処理を終了します。他のスプライトの処理はそのまま動いています。同時に動いているループ処理を終わらせたいときに使います。
端まで動いたら「行き止まり」と表示して、この処理だけが止まります。
クローン
指定した スプライト のクローンを作成します。
この処理を実行している クローン を削除します。
オリジナルのスプライトで実行しても、それは削除されません。
クローンが作成されたときに発生します。
のクローンを作る ブロックが実行されたときに、そのクローンの初期化処理に使います。この処理がオリジナルとクローンを区別できる場所なため、ここにクローンでのみ行いたい処理を作ります。
ネコをクリックしたら「Star」のクローンを作成します。
「Star」のクローンが作成されたときに、ランダムな位置に 1 秒だけ表示します。
ネコをいっぱいクリックすると、Star のクローンが増えては消えます。
クローンを作成するときは、そのオリジナルのスプライトを非表示にしておきます。
作成したときに表示すると、クローンだけ表示できます。
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