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スクラッチ 見た目ブロックの使い方

はじめに

Scratch (スクラッチ) 3 の見た目ブロックの使い方を紹介します。

スプライトのコスチュームや、ステージの背景を変更できます。色や大きさなどの特殊効果も変えられます。

文字を表示したり、スプライトの表示順なども変更できます。

見た目ブロックとは

looks

見た目ブロックでは、スプライトのコスチュームやステージの背景を変更したり、色や大きさなどを変えられます。文字も表示できます。

コスチュームや背景の設定方法がわからない方は、先に「スプライトや背景の作成と変更」をご覧ください。

コスチュームを変更する

switch-costume

指定した コスチューム名 のコスチュームに変更します。

コスチューム名はスプライトの [コスチューム] タブから [コスチューム] を選択して、[コスチューム] から編集できます。

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変数に設定したコスチューム名に変更します。

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next-costume

次の 番号 のコスチュームに変更します。

1, 2, 3, 1, 2, 3 ・・・のように、最後の番号の次は最初に戻ります。

番号は [コスチューム] タブに表示されています。マウスでドラッグして順番を入れ替えられます。

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足踏みしているように見えます。

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変数に設定した番号のコスチュームに変更します。

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costume

コスチュームの次の を取得して、それをブロックの値に指定できます。

  • 番号:コスチュームの番号を取得します。
  • 名前:コスチューム名を取得します。

番号が 1 なら「よーい」と言って、それ以外なら「どん」と言います。

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背景を変更する

switch-backdrop

次の 背景 に変更します。

  • 名前:背景名に変更します。
  • 次の背景:次の番号の背景に変更します。
  • 前の背景:前の番号の背景に変更します。
  • どれかの背景:背景をランダムに変更します。必ず違う背景になります。

背景名はステージの [背景] タブから [背景] を選択して、[コスチューム] から編集できます。

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番号は [背景] タブに表示されています。マウスでドラッグして順番を入れ替えられます。

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wait-switch-backdrop

ステージ専用のブロックです。スプライトでは使用できません。

次の 背景 に変更します。イベントブロックの 背景がになったとき ブロックの処理が終わるまで、次の処理が実行されません。

  • 名前:背景名に変更します。
  • 次の背景:次の番号の背景に変更します。
  • 前の背景:前の番号の背景に変更します。
  • どれかの背景:背景をランダムに変更します。必ず違う背景になります。

背景を変更し 1 秒間スプライトが移動した後に音が鳴ります。

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next-backdrop

次の 番号 の背景に変更します。

1, 2, 3, 1, 2, 3 ・・・のように、最後の番号の次は最初に戻ります。

backdrop

背景の次の を取得して、それをブロックの値に指定できます。

  • 番号:背景の番号を取得します。
  • 名前:背景名を取得します。

文字を表示する

say-seconds

指定した 秒数 だけ 文字 を表示します。

指定した 秒数 が経過したら消えます。

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say

ずっと指定した 文字 を表示します。

文字を消すには空を表示します。

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think-seconds

指定した 秒数 だけ 文字 を表示します。

指定した 秒数 が経過したら消えます。

49

think

ずっと指定した 文字 を表示します。

文字を消すには空を表示します。

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特殊効果を追加する

特殊効果は全部で 7 種類あります。

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設定すると次のようになります。

24

効果と値の範囲は次の通りです。

  • 色:-100 ~ 100。色合いが変化します。
  • 魚眼レンズ:0 ~。膨らんでいきます。
  • 渦巻き:~。渦巻いていきます。
  • ピクセル化:0 ~。解像度が低くなります。
  • モザイク:0 ~。分裂します。
  • 明るさ:-100 ~ 100。小さくすると黒くなります。大きくすると白くなります。
  • 幽霊:0 ~ 100。大きくすると透明になっていきます。

change-effect

特殊効果 を指定した だけ変更します。

特殊効果を組み合わせて変化させられます。

7 色に変化します。

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set-effect

特殊効果 を指定した に変更します。

点滅します。

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clear-effect

このスプライトのすべての 特殊効果 を元に戻します。

特殊効果をすべて削除したいときに使います。

プログラムを実行したときに、特殊効果を削除します。

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大きさを変更する

change-size

指定した 大きさ だけ大きくします。

マイナスの値を指定すると小さくなります。元の大きさは 100 です。

スプライトをクリックするたびに大きくなります。

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set-size

指定した 大きさ にします。

スプライトによって最小値が変わります。元の大きさは 100 です。50 にすると半分に、200 にすると 2 倍の大きさになります。

マイクに向かって話すとその音量だけ大きくなります。パソコンにマイクを接続する必要があります。

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size

スプライトの 大きさ を取得して、それをブロックの値に指定できます。

スプライトが大きくなるのを繰り返します。

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表示・非表示を変更する

show

スプライトを表示します。

隠す ブロックで非表示になっているスプライトを表示するときに使います。

スプライトの [表示する] からも表示と隠すを切り替えられます。

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hide

スプライトを隠します。

画面に表示されなくなります。 表示する ブロックで表示できます。

goto-layer

次の 表示順 に移動します。

  • 最前面:1 番手前に表示します。他のスプライトより前に表示します。
  • 最背面:1 番後ろに表示します。他のスプライトに隠れるように表示します。

左はネコを 最前面 に表示したときです。右は車を 最前面 に表示したときです。

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go-layer

指定した だけ、次の 表示順 に移動します。

  • 手前に出す:手前に移動します。
  • 奥に下げる:奥に移動します。

1 番前から順番に A, B, C だとします。C のスプライトで 1層手前に出す を実行すると A, C, B になり、もう一度に実行すると C, A, B にの順になります。

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