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スクラッチ 調べるブロックの使い方
はじめに
Scratch (スクラッチ) 3 の調べるブロックの使い方を紹介します。
スプライトがマウスに触れたなど特別な条件を判定できます。
質問したりタイマーで時間を計ることもできます。
調べるブロックとは
調べるブロックでは、特別な条件を判定したり、スプライトやマウスや時間など、ほぼすべての値を取得できます。
次のような形をしたブロックが条件になります。条件は条件分岐のブロックと組み合わせて使用します。
条件に一致すると true を、一致しないと false を返します。
true は「トゥルー」、false は「フォルス」と読みます。
条件を判定する
このスプライトが、次の もの に触れているか判定します。
- マウスのポインター:マウスと重なっていると true を返します。
- 端:ステージの端に重なっていると true を返します。
- スプライト:他のスプライトと重なっていると true を返します。
1 箇所でも触れている部分があるときは、条件に一致します。
指定したスプライトを見つけに行きます。
このスプライトが、指定した 色 に触れているか判定します。
背景の壁などに当たったか判定したいときなどに使います。色は他のスプライトや背景を指定できます。
色を指定するには [色] をクリックして [スポイト] アイコンをクリックします。
他のスプライトや背景などの判定したい [色] をクリックします。
その色を判定できるようになります。
1 箇所でもその色に触れている部分があるときは、条件に一致します。
A キーを入力して前に進みます。背景の壁にぶつかったら「ぶつかった」と言います。
指定した 自身の色 が、指定した 相手の色 に触れているか判定します。
左側にこのスプライトの色を、右側に相手の色を指定します。このスプライトの指定した色の部分が、背景の壁などに当たったか判定したいときなどに使います。相手の色は他のスプライトや背景を指定できます。
自身の色に「黒」や「白」を指定したときは、ひげやほっぺが当たっているときに条件に一致します。「オレンジ」を指定したときは、足や体などが当たっているときに条件に一致します。
マウスがクリックされている状態か判定します。
マウスの左と右のどちらかが押されている間は条件に一致します。クリックする場所はどこでも反応します。
ずっと歩き続けます。マウスをクリックすると止まります。
次の キー が入力されている状態か判定します。
- スペース:スペース キーを入力したときに true を返します。
- 矢印:指定した 矢印 キーを入力したときに true を返します。↑←↓→ のキーが矢印キーです。
- どれかの:何でもいいのでキーを入力したときに true を返します。Ctrl などの修飾子キーや F1 などのファンクションキーなど一部のキーでは false を返します。
- a ~ z:指定した A ~ Z キーを入力したときに true を返します。
- 0 ~ 9:指定した 0 ~ 9 キーを入力したときに true を返します。
キーが押されている間は常に条件に一致します。
A キーを入力している間は歩き続けます。
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値を取得する
値を取得するブロックには座標を取得するものがあります。
マウスの x座標 を取得して、それをブロックの値に指定できます。
マウスの y座標 を取得して、それをブロックの値に指定できます。
マウスを左右に動かすと色が変化します。上下に動かすと透明になります。
次の もの までの距離を取得して、それをブロックの値に指定できます。
- マウスのポインター:マウスまでの距離を取得します。
- スプライト:指定したスプライトまでの距離を取得します。
スプライトまでの距離とは、スプライトの座標と座標を結ぶ直線距離です。X:0,Y:0 と X:100,Y:0 なら 100 が取得されます。
スペースキーを入力したときに何か言います。指定したスプライトが近くにあると違うことを言います。
指定した ステージやスプライト から次の 値 を取得して、それをブロックの値に指定できます。
- ステージ:
- スプライト:
他のスプライトやステージの値を取得したいときに使います。「背景 #」や「コスチューム #」は番号のことです。
質問する
指定した 質問 をします。答えが入力されるまで、次の処理が実行されません。
答えは 答え ブロックから取得できます。
質問されたら [答え] を入力して [チェックマーク] をクリックします。
質問の 答え を取得して、それをブロックの値に指定できます。
答えはすべてのスプライトやステージで取得できます。
質問の答えが合っていたら「正解」、間違っていたら「ブー」と言います。
質問されたら [答え] を入力して [チェックマーク] をクリックします。
答えによって正解かどうかを表示できます。
タイマー
タイマー の値を取得して、それをブロックの値に指定できます。
制限時間のような時間を計るのに使います。値は秒数で小数が付きます。プログラムを実行したときに 0 から始まります。
タイマー の値を 0 にします。
時間を計るときは最初にこれを実行すると、何秒経過したのかわかります。
3 秒間たったら表示する。
3 秒の間スプライトを回転させる。
1 秒ごとにコスチュームを変更する。
タイマーの値はすべてのスプライトやステージで共通です。どこかでリセットすると、すべてで 0 になります。
その他
マウスでドラッグして 移動 できるかできないかを指定します。
最初の状態は「できない」状態です。開発している画面では常に「できます」。全画面表示やプロジェクトページから実行したときに、ドラッグできるかできないかを切り替えます。
マイクが拾った 音量 を取得して、それをブロックの値に指定できます。
値の範囲は 0 ~ 100 です。0 が何も聞こえない状態です。マイクが使用できないときは -1 を取得します。
音ブロックにも同じ名前の ブロックがあります。違いは次の通りです。
- :マイクが拾った音量です。
- :スクラッチが再生する音の音量です。
大きな声を出すと、それだけスプライトが大きくなります。
次の 日時 を取得して、それをブロックの値に指定できます。
- 年:今日の年を取得します。
- 月:今日の月を取得します。
- 日:今日の日を取得します。
- 曜日:今日の曜日を数値で取得します。「日月火水木金土」の順に「1234567」の値を取得します。
- 時:今の時を取得します。
- 分:今の分を取得します。
- 秒:今の秒を取得します。
日時はパソコンの時計の値を取得します。
今日の日にちを言います。
2000/1/1 から経過した 日時 を取得して、それをブロックの値に指定できます。
日数.時間 の形式で取得します。整数が日数です。小数が秒数です。小数はミリ秒が組み合わされています。
今日が 2019/1/2 以降なら「スクラッチ 3 がリリースされました」と言います。
6940 という数字が 2019/1/1 にあたります。
アカウントの 名前 を取得して、それをブロックの値に指定できます。
アカウントにサインインしていないときは、何も取得しません。
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