更新日:、 作成日:

エクセル TRIM 関数:空白を削除する

はじめに

エクセルの TRIM 関数の使い方を紹介します。

TRIM 関数は文字列の空白 (スペース) を削除します。

=TRIM(A1) のようにして、セルの空白 (スペース) を削除します。

=TRIM("A  B  C") のようにして、A B C のように単語間の空白を 1 つ残して削除できます。

すべての空白を削除できます。

文字列を置換するには「SUBSTITUTE 関数」を使用します。
一括で置換する方法は「文字列を置換や挿入する」をご覧ください。

TRIM 関数の引数

TRIM(文字列)
文字列の空白を削除します。

引数「文字列」文字列を指定します。スピル化

スピル化:セルの範囲や配列を指定すると結果が「スピル」します。

使い方

TRIM 関数の使い方を紹介します。

前後の空白を削除する

セル「B3」の前後の空白 (スペース) を削除します。

=TRIM(B3)
7

単語間の空白を削除する

単語間の空白 (スペース) を削除します。単語間の最初の空白を残して残りを削除します。

=TRIM(B3)
8

高度な使い方

TRIM 関数と他の関数を組み合わせた使い方などを紹介します。

すべての空白を削除する

単語間も含めてすべての空白を削除するには「SUBSTITUTE 関数」を使用します。

空白をすべて削除します。

=SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(B3," ","")," ","")

半角スペースをすべて削除します。

=SUBSTITUTE(B4," ","")

全角スペースをすべて削除します。

=SUBSTITUTE(B5," ","")
9

解説

引数「文字列」の前後の空白 (スペース) をすべて削除します。

引数「文字列」の単語間の空白は、最初の空白だけを残して残りを削除します。空白を番号で表示すると次のようになります。

TRIM 前:あ123い456う
TRIM 後:あ1い4う