更新日:、 作成日:
エクセル SUM 関数:合計を求める
はじめに
エクセルの SUM 関数の使い方を紹介します。
SUM 関数は合計を求めます。
=SUM(A1:A3) のようにして、セルの範囲の合計を計算できます。
=SUM(VALUE(A1:A3)) のようにして、文字列の数字の合計を計算できます。
文字列や複数の条件で合計を求めるには「SUMIFS 関数」を使用します。
合計を四捨五入する方法は「四捨五入や切り捨て、切り上げする」をご覧ください。
SUM 関数の引数
SUM(数値1)
SUM(数値1, 数値2 …)
すべての数値の合計を求めます。
引数「数値」 | セルの範囲、数値を指定できます。 |
使い方
SUM 関数の使い方を紹介します。
合計を求める
セルの範囲「B3」~「B5」の合計を求めます。
=SUM(B3:B5)
複数の範囲の合計を求める
セルの範囲「B3」~「B5」と「C3」~「C5」の合計を求めます。
=SUM(B3:B5,C3:C5)
数値の合計を求める
10, 20, 30 の合計を求めます。
=SUM(10,20,30)
非表示のセルを無視して合計を求める
非表示のセルを無視して合計を求めるには「AGGREGATE 関数」を使用します。
スポンサーリンク
高度な使い方
SUM 関数と他の関数を組み合わせた使い方などを紹介します。
文字列の数字の合計を求める
文字列として入力された数字の '10 や空白が入っている 10 などは、文字列のため 0 になります。
それらを数値として合計するには「VALUE 関数」を使用します。
=VALUE(B2)
=SUM(D3:D5)
「スピル」を使用して次のようにもできます。
=SUM(VALUE(B3:B5))
スピルは 365 または 2021 から使用できます。
数式を Ctrl + Shift + Enter で確定すると「配列数式」になり、すべてのバージョンで使用できます。
"数字" の合計を求める
"" などで囲まれている数字は「MID 関数」で抽出できます。それを「VALUE 関数」で数値に変換します。
=VALUE(MID(B2,2,LEN(B2)-2))
=SUM(C3:C5)
「スピル」を使用して次のようにもできます。
=SUM(VALUE(MID(B3:B5,2,LEN(B3:B5)-2)))
10円 のような値は文字で入力するのではなく、セルの書式設定で 0"円" のようにすると、そのまま数値として計算できます。
文字数の合計を求める
文字数を取得するには「LEN 関数」を使用します。
=LEN(B2)
=SUM(C3:C5)
「スピル」を使用して次のようにもできます。
=SUM(LEN(B3:B5))
解説
引数「数値」が日付なら、日付の実際の値は数値なのでその値を計算します。
引数「数値」に文字列や TRUE や FALSE、空のセルが含まれるときは、そのセルを 0 として計算します。
スポンサーリンク