更新日:、 作成日:
エクセル TEXT 関数:数値に表示形式を設定する
はじめに
エクセルの TEXT 関数の使い方を紹介します。
TEXT 関数は数値にセルの書式設定の表示形式を設定して文字列に変換します。主に日付に変換します。
=TEXT(A1,"yyyy/mm/dd") のようにして、2000/01/02 形式の日付に変換できます。
=TEXT(A1,"yyyy年m月d日") のようにして、2000年1月2日 形式の年月日に変換できます。
=TEXT(A1,"#,##0") のようにして、1,234 形式のカンマ区切りに変換できます。
セルの書式設定の表示形式を使用して日付などに変換できます。
TEXT 関数の引数
TEXT(数値, 表示形式)
数値を表示形式を適用した文字列に変換します。
引数「数値」 | 表示形式を設定する数値を指定します。 | スピル化 |
引数「表示形式」 | セルの書式設定のユーザー定義にある表示形式を指定します。 | スピル化 |
スピル化:セルの範囲や配列を指定すると結果が「スピル」します。
使い方
TEXT 関数の使い方を紹介します。
日付の表示形式を適用する
セル「B3」を日付や時間の表示形式を適用して年月日などに変換します。
日付に対しても同じように変換できます。
数値の表示形式を適用する
数値の表示形式を適用してカンマ区切りなどに変換します。
数値が左寄せになっているのは文字列になっているためです。エクセルの機能から右揃えにできます。
スポンサーリンク
解説
数値をセルの書式設定から表示形式を設定したときは、そのまま「数値」として扱います。
TEXT 関数から表示形式を設定したときは「文字列」として扱います。
日付の実際の値は数値なのでその値として扱います。表示形式の通りに操作するには TEXT 関数から文字列に変換します。
数値は数値のまま扱えた方が都合が良いので、通常はセルの書式設定を使用します。文字列を結合したり置換したいときに TEXT 関数を使用します。
引数「数値」には文字列も指定できます。
表示形式の例
日付や数値、文字列の表示形式は次をご覧ください。
セルの書式設定を表示すると、そのセルにどんな表示形式が設定されているか確認できます。